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木造の耐力性をアップするには

壁の配置が悪いと建物が歪む

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農村地帯でよく見かける、入母屋や寄棟の重圧な瓦屋根は、都市近郊の
住宅地で見られるカラーベストの軽い屋根に比べると、同じ大きさの
建物でも重くなります。
このように建物の重さは屋根の構造に大きく左右されますが、外内部の
材料の重さや積雪量によっても変わります。

こうした建物の重さや、地震、風圧に耐えれれるように建築基準法では、
柱に対しては太さ、壁に対しては、量や構造について規制しています。

横架材の間にある柱は、上からの鉛直荷重を常に受けて土台につたえま
すから、その荷重が大きいほど、大きな断面をもつ太い柱にする必要が
あります。


耐力に応じた配置

壁は、地震や風による水平荷重に耐えるために、壁の持つ耐力に応じて、
張り間方向と桁行方向にそれぞれ一定量を配置しなければなりません。

地震に対しては、床面積と屋根の重さに応じて、張り間方向と桁行方向
に同じ量の壁を配置しなければなりません。

これは、地震によって建物に加わる力は床に集中して、その力は、床面
積に比例し、重い建物ほど大きくなるからです。

風圧に対しては、一階ごとに、風圧を受ける外壁の面積に応じた壁量を、
それぞれの外壁面に対する直角方向に配置することが必要となります。

これは、風圧は風を受ける面積に比例すると考えるからです。we love life